甘い恋をお探しですか?-06- (*)
脇を優しく撫でた手を胸へ移動させる。素肌を這っていた唇はエースの唇へ戻し、何度か優しい口付けをした後に僅かに開いた唇の境目から舌を差し入れる。口内で逃げるように引かれたエースの舌を絡め取ると鼻から甘い息が漏れた。
音を立て口内を犯し、思考を奪う。肌に当てた両手をゆっくりと胸の飾りまで近付け、そこまで意識が行き届いていないエースの様子を察すると、親指と人差し指で両胸のそれを同時に摘み上げた。
「ふぅっ……ンっ」
誰にも触らせた事のないであろう乳首がマルコの手によって性感帯に変化するのにそう時間を要さなかった。紅に色付き、実が成るといよいよむずむずと身体の中心を上がってくる熱を感じる。
長い口付けから解放してやると、どちらのものかも分からない唾液が糸を引く。
最後に唾液で濡れた唇を一舐めすれば、案の定とろけた瞳がこちらを向いた。
「マ、ルコ………ッァ、や」
「嫌ならこれはなんだい?エース、もう固くなってるよい」
彼に限って作為的とは思えないその淫らな表情に、普段は潜めるサディズムな自分がもっと鳴かせたいと顔を出す。
乳首を捏ねていた右手を肌を伝わせ、股間へ当てる。黒く皺の無いス−ツパンツの上からキツく揉めば短く嬌声が上がった。
「や、…だ…ァ、ま…って」
「そんな顔して待てはないだろい」
感度がいいのは若い証拠か。
自分でも聞いた事の無い甲高い声に混乱しているのか、腕を口元へ当てそこへ噛み付く。痛みで自我を保とうとしているのか、腕へ残っている跡は深い。
終いにはそんな腕自ら除けさせてやると悪戯に考えるマルコの口元は緩み、たっぷりと濡らした舌を開いた胸へ下ろしては、唇で捕まえた乳首を舌先で遊んでやった後に、大きく舐め上げ食らう。
「ィ……っ、ア、やあ…っだ…っ」
言葉とは反した反応に参ったと声を上げたいのはこちらの方だ。
無意識なのだろう腰は自分を誘っているかのように艶めかしく揺れ、驚かせる程淫らだ。
固くなっていく股間を絶えず揉み込んでいけば、パンツもその熱に持ち上げられる。
鍛え上げられたエースの腹筋も荒々しい呼吸をする度に僅かに痙攣したように震わせ、シーツをひたすらに掻く足は落ち着く場を見付けられずにいるようだ。
「アッ……ァ」
「可愛い声出しよるよい」
歯を立てた腕との隙間から堪えきれない声と荒い息が漏れる。
乳首に丹念に吸い付きながらエースを見上げるマルコの目はまるで獲物を捕えた獣と大差ない。
「はっ、…マル……コ、…」
エースも襲われた事の無い感覚にただ戸惑い、混乱し、いつしか涙を浮かべていた。
腰を締めていたベルトを開き、ボタンを外せば熱を持ったそれがしとどに濡らして変色させている下着が目に入る。
「こんなにさせて、エロいねい…」
「や、や……っ」
意地悪な言葉を投げ掛けてやれば、それに合わせて下着にかたどられた熱がびくりびくりと癇癪を上げる。視線でじっくりと舐め上げた後に、下着の奥へ手を潜ませる。指先がその熱へ触れた瞬間、エースは肩を大きく跳ねさせ大して力も出ない手でマルコの体を離すよう押した。
「い、や……っだっ、マルコ……っ」
「無茶言うなよい」
「そんな…とこ……触るもんじゃねェ…っ…」
「もう遅い」
言うが早いかズボンとパンツを一緒に膝までずり下ろし、いきり勃ったそれを優しく手で包む。幹を2、3度指先で擦ってやるだけでぷつぷつとパンツを濡らしていた先走りが再び溢れ出す。
「ァ…っア、や……はっ、ぁ」
「いい加減観念しろい」
素直に快感に身を委ねろと、耳元で囁けばエースのペニスが大きく波打った。
-*TO BE CONTINUE*-