-autumn-
先に見える秋島の季節の色に目を奪われた。
赤く、赤く燃える炎のように熱い想いを表す紅葉の彩。
自分の心を表されているようで、心臓がうるさく脈を打った。
口に出来ない代わりに。
そこに好きの想いの分だけ、俺の色も重ねておくから。
「エース、なにしてんだい」
「え?あ、お帰り。早まったのか?」
「早く終わってねい。ああ、秋島近くかい」
マルコ、あんたもこの景色を見てくれないか。
俺の想いが伝わったら、あんたの気持ちも教えて下さい。
この秋の気候のうち、待ってるから。
-*END*-