-jealousy-



初めての恋も、初めての愛も、初めての恋人も、初めてのキスも、初めてのセックスも全部全部あんただった。

人を好きになるとこんなに楽しいのも、こんなに苦しいのも教えてくれたのはあんただった。

時々忘れそうになるあんたの匂い。その度にキスをくれた。
あんたのベッドの匂い、好きだったよ。自分とあんたの匂いが交ざってて厭らしさ感じた。


なあ、好きなんだ。
あんたを目の前にこんな事考えてしまう位、溺れてるんだよ。

早くこっちを向いて。
書類よりオレを見て。
早くしないと夢の世界にオレ、連れ去られちゃうぜ?

知ってんだ。あんたが今日、街の女に告白されてたのも。
だから上陸出来る今でもオレここにいるんだぜ?
誰にも取られたくない。
オレのもんだって大声で叫んで、オレだけであんたの心縛りたい。


こんな嫉妬深くさせたのも、あんたじゃねェか。

「な、マルコ…」
「なんだよい」
「…眠い」
帽子を持っていた手からも力が抜け、気付けばベッド脇に転がっていた。

「そうかい。おやすみなさい」
「オヤスミ……」

イトシイ人。


-*END*-